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CoffeeAndBooks's 読書日記

日々の読書を記録しています

妻への家路

映画

前半から涙の止まらなかった映画。

文化革命の際に政治犯として収容された夫が、釈放されて戻ると妻は夫を見ても「夫である」と認識できなくなっている悲劇。夫の収容・逃亡・再収容、世間の風当たりや娘との関係など、並大抵でない苦労は、夫への愛情は強いままなのに夫の姿形を忘れさせ、日常の記憶も曖昧にしてしまう。つらい現実を忘れたいという気持ちが病につながっているのだと思われるが、何度も夫を迎えに行った駅に立ち尽くす姿は、決して救われたとは見えず、それだけでも涙が止まらない。コン・リーの演技が凄まじいと感じた。

そして、毎月のルーチンとして、自分を迎えに行って失望する妻に付き添う夫の献身。最初は思い出させるために手を尽くすのが、段々と、自分のせいで苦しんだ妻への贖罪に変わっていくように見えた。

 

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私の紅衛兵時代-ある映画監督の青春 (講談社現代新書)

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