CoffeeAndBooks's 読書日記

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長閑の庭

 いつも黒い服を着ていて、シュバルツさんと呼ばれている大学院生の女の子が主人公。ドイツ文学の教授に恋をするも、年齢の差もあり相手にされない。でも、少しずつ距離を縮めるシュバルツさんに段々と心を動かされ、徐々に接し方が変わっていく教授。最初はシュバルツさんが素敵だと思っていたけど、読み進めていくと教授がかわいらしく見えてくる。

 まあ、こんなこぎれいな中年男性はファンタジーではあるものの、師弟関係に恋愛要素が入ってくることは時にあるかもしれないし、そのフィルターを通せばファンタジーは成り立つ。あまり枯れ専に共感することはないのだけど、この漫画は空気の良さもあってとても素敵に感じる。