CoffeeAndBooks's 読書日記

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マンガでわかる リアル中国人

 近くて遠い国、中国。個人的には、中国人は日本人に見た目も似ているし、漢字を使って箸を使うなど共通点も多いのに、やっぱり考え方が違う、ということで、西洋人と分かり合えないときよりも残念な気持ちが強くなって、妙な距離を感じてしまうように思う。たとえば、この『マンガでわかる リアル中国人』で書かれている例だと、縁起を担いだり、縁起物に喜んだりという行動様式は似ているけれど、何を縁起が良いと思うかは違う。それから、手で数字を表すサインも途中まで日本と同じなのに、途中から違う。

 このマンガでは、旅行者である中国人と日本に在住の中国人、そして日本人が交流しながら文化の差異を紹介する形式で、とても面白い。でも、違いを認識せずにいきなり接触すると、勘違いしてイライラしてしまうことも多いのかもしれないと反省。違う文化と考え方を持つ人たちであることを認識して、比較を楽しみたいところ。

 なお、本書は簡単な会話がピンインと一緒に紹介されているので、これだけで中国語の勉強にはならないけれど、同僚や友人に一言でも話しかけたいときや自分が観光地でお店でもやっていたら役立ちそう。

マンガでわかる リアル中国人

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