CoffeeAndBooks's 読書日記

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ピアフ

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 遂に今日が千秋楽。インタビューで『命をかけることはしていないけれど、命を削ることはしている』と語っているけど(大竹しのぶのライフワーク舞台『ピアフ』開幕~「命を削る想いで」 | SPICE - エンタメ特化型情報メディア スパイス)、この鬼気迫る舞台を見ると大げさな表現ではないように思う。

 舞台は2時間半。パリの街角で歌を歌っているところを見いだされるところから晩年まで。人生が上手くいっているとはいいがたい状況ながら明るいところのあるデビュー前から、愛する人を亡くす悲劇や事故、酒や薬でボロボロになりながらも舞台に立たなければいけない状況を経て、段々と狂気を含みながら歌い続け、40代で晩年を迎えてしまうピアフ。歌おうとしても歌えない姿は、見ていて胸が締め付けられる。しかも、周囲の人がただ彼女を利用する悪人ばかりではなく、心のある人が存在しているなかで、それでも孤独を感じるしかない人生の切ない感じ。音楽の種類は少し違うけれど、ジャニス・ジョプリンをモデルにした映画"The Rose"を思い出させる。

 

エディット・ピアフという生き方 (新人物文庫)

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SHINOBU avec PIAF

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The Rose [DVD]

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