CoffeeAndBooks's 読書日記

日々の読書を記録しています

2017-07-01から1ヶ月間の記事一覧

いちまいの絵

元キュレーターであり、絵画や画家をテーマにした小説も多い原田マハ氏による26枚の絵とそれにまつわる画家だったり時代だったりが紹介される、エッセイ的な一冊。有名な絵画は世界中で多くの人が詰めかけるので、なかなかじっくりと向き合える機会は得難い…

長閑の庭

いつも黒い服を着ていて、シュバルツさんと呼ばれている大学院生の女の子が主人公。ドイツ文学の教授に恋をするも、年齢の差もあり相手にされない。でも、少しずつ距離を縮めるシュバルツさんに段々と心を動かされ、徐々に接し方が変わっていく教授。最初は…

一生モノの人脈力

あまり自己啓発書を読んで心動かされることはないのだけど、この本は久々に感動し、少しずつでも実践しようと思わせられた。 人脈は損得ではない、Give & Takeの総量は決まっていない、とにかく動くことが大切である、ということが具体的なエピソードととも…

寝るまえ5分の外国語:語学書書評集

多言語を学習し、教えている著者ならではの語学書書評集。そもそもの発想が面白い。白水社から出版された語学書の書評、古典となった語学書の書評など年代も各種。 著者が親しんだ言語以外でも、スキットに出てくるタイ人の青年の好青年ぶりなど、何か拾って…

管見妄語 とんでもない奴

新刊コーナーから何となく購入し、喫茶店で最初のエッセイを読んで一瞬後悔。著者の華麗なる一族ぶりと人脈が披露され、何のオチもなく、ただそれで終わる。まさか、一冊すべてこの調子ではないよね、と読み進め、トルコ旅行とトルコの親日ぶりにおける歴史…