CoffeeAndBooks's 読書日記

日々の読書を記録しています

2015-12-01から1ヶ月間の記事一覧

独裁者と小さな孫

架空の国の独裁者が権力の座を追われ、妻と娘は国外逃亡に成功するものの、独裁者である大統領と小さな孫だけが残り、宮殿に戻る前に政権が崩壊、二人は逃亡することに。 劇的な葛藤や後悔を表に出すことはしないけれど、逃亡の過程で自分の失策によって人生…

異文化理解力

海外オフィスと仕事をすると、何かと驚くことばかり。これは何年やっていても。 わりと初期のショックは、アメリカ人がファーストネームで上司を呼ぶからといって、階層がないわけではなく、むしろアメリカ人の上下関係はある部分では日本人よりも厳しいと知…

アクトレス/Clouds of Sils Maria

この「アクトレス」のテーマは、女優という外見を商売道具のひとつとする職業の女性が老いと向き合うことなのか、はたまた若い女優の台頭に焦ることなのか、と予告編を見て想像していたけれど、それ以上に固定観念から離れて変化を受容するという性別や職業…

50ヵ国語習得法

複数語をマスター、複数語がペラペラというと、「どのレベル?」という疑問が付き物。 著者は医師。さすがに、50カ国語で診察をできるレベルにできるということは想像がしがたいけれど、外国人を相手にするお医者さんであれば、最初の一言二言を相手の母語で…

BCGの特訓

賛否両論のインターン学生が名刺整理に不満を訴え逃走したという話があって、やはりその学生の言い分には分がないと思う一方で、「作業と仕事は違う」という一言くらいは最初に誰かが伝えなくてはいけないことなのだろうとも思う。 スタートアップや外資系で…

あの日のように抱きしめて/the phoenix

少し前に見た映画。 第二次世界大戦が終わり、収容所から生還した女性は、生き別れた夫を探す。 具体的なエピソードは語られないが、収容所でひどい怪我をした彼女は、顔の再建手術が必要なほどだった。手術は成功するものの、再会した夫も最初は気付かない…

プラハの憂鬱

仕事柄、アメリカとアジア事情はそれなりに知識を蓄えつつあると自負しているものの、ヨーロッパについてはほとんど知らないことばかり。 この週末は佐藤優氏の語学研修生時代を振り返った二冊を読了。亡命東欧知識人に関する「プラハの憂鬱」と英国の階層社…

The Intern

邦題「マイインターン」 若い起業家が経営するオンラインファッションサイト運営企業が導入したシニア・インターン(高齢者インターン)。優秀ではあるものの経験不足から色々とうまくいかない状況のCEOに、落ち着いた経験豊富なインターンという面白い取り…