CoffeeAndBooks's 読書日記

日々の読書を記録しています

2018-10-01から1ヶ月間の記事一覧

マリー・アントワネット

www.tohostage.com 花總まり、昆夏美、田代万里生の組み合わせ回を観劇。一番惹かれたのは吉原光夫(Wキャストではないため毎回登場)、というのは置いておいて、やっぱり花總まりさんのマリー・アントワネットはぴったりすぎて、引き込まれる。 このミュー…

ヴァレンヌ逃亡 マリー・アントワネット 運命の24時間

凡庸で愚鈍な王様と放蕩に明け暮れる王妃、というイメージが最初に刷り込まれていたルイ16世とマリー・アントワネットだったけれど、歴史の勉強をしていると、実はそうではないように思い始める。 新しい資料を基にしたという『ヴァレンヌ逃亡』から、どう…

ゲット・アウト/Get Out

白人の女の子と黒人の男の子が、白人の女の子の実家に車で向かう。彼女の実家があるのは、どうにも不思議な雰囲気の町。いかにも差別の厳しそうな田舎町。両親はフレンドリーに迎えるけれど、主人公の男の子は居心地がよくなさそう。そして、女の子の母親が…

妻への家路

映画の衝撃が忘れられず原作も。 原作は600ページを超える大作で、映画になるに際して、結婚に至る経緯や逮捕、強制労働といった部分は省かれ、家族の関係と再会だけに焦点が当てられている。なので、原作は映画とは雰囲気も大きく違う。 特に、原作では…

翻訳地獄へようこそ

語学書なのか、エッセイなのか、なかなか分類に悩むところ。古今の誤訳に対して、なぜ誤訳が起きたのか(勘違いのもと、大抵たったひとつの単語の意味)、本来は同約すべきだったかを解説する。それだけを切り出すと教科書的ではあるけれど、随所に織り込ま…