CoffeeAndBooks's 読書日記

日々の読書を記録しています

2013-10-01から1ヶ月間の記事一覧

物語 英語の歴史

「はじめに 世界共通語」に考察されている通り、言語の重要性をランク付けるということは難しいけれど、英語がある程度の影響力を持った言語であることは確かだろう。本書は、ケルト人の移住から始まるブリテン諸島における英語がどのように形成され、国際的…

金持ちになる方法はあるけれど、金持ちになって君はどうするの?

日々の生活において、「厳しいこと言ってわるいんだけど、~~~(反対意見だったり、お説教コメントだったり)」とか、「ちょっと厳しい言い方するとね、~~~(同)」と言う前振りをする人の発言が本当に厳しいことは滅多にない。見当外れで上から目線で…

U-31

現在、A代表CAP数を更新中の遠藤保仁選手は2014年34歳。30歳だった南アフリカでも、かなり年長の方であり、恐らくブラジルに出場すれば最年長になりそうな予感。さすがに、観る側の感じ方として、U-31に登場するファンほど30代=終わりとは考えていないもの…

英文法の楽園

Q&A形式で、単語の使い分けや用法に悩む文法を解説。 非常にわかりやすい説明がされています。 また、教科書的に正しい文法かどうかだけでなく、随所でネイティブのインフォーマントからの情報提供を受けているということで、「現代の」「自然な」英語を紹介…

わたしを離さないで

カズオ・イシグロという名前をはじめて見たとき、スガシカオみたいなものかな、と思っていたのだけど、日本出身のイギリス人作家なんですね。その出自のおかげか、彼の作品に登場する日本(たとえば『浮世の画家』)は西洋的な視線で異国情緒を持って描かれ…

黒後家蜘蛛の会

アイザック・アシモフと言えば、”I, Robot"(『われはロボット』)に書かれたロボット3原則(人間への安全性、命令への服従、自己防衛)は小説を読んだことがなくても知っているくらいのSF作家。そして、『アシモフの雑学コレクション 』なる書籍が登場する…

桜の園

読む度に、違う味わいがある「桜の園」。 はじめて読んだ大学生の頃は、変わることのできないラネーフスカヤ夫人のどうしようもなさと新しい生活に向かって歩き出せるトロフィーモフやアーニャの前向きさが心に残った。 ラネーフスカヤ夫人は本当にどうしよ…

テロル

打ちのめされるようなすごい本、という言葉がすぐに浮かんだ一冊。打ちのめされました。 妻を自爆テロの加害者として失ったアラブ人医師の物語。彼はその理由を知るために妻の足跡を追う。 最初は妻が前触れもなく自爆テロ、というあらすじ紹介を読んで、強…

人間仮免中

精神疾患のつらさというのは想像することも難しいけれど、読んでいるだけで苦しくなる世界が描かれている。見てはいけないものを覗いてしまったような世界が何とも言えない絵柄で表現されている。 本当に苦しいのだろうと感じさせられる。 そして、支え続け…

実践 日本人の英語

「日本人の英語」、「続 日本人の英語」に続く日本人の英語シリーズ新着。 大学での授業や研究者の添削活動を通じてさらにサンプルを豊富にした、日本人の間違いやすい文法・語彙や洗練された英文を書くコツがわかりやすく紹介されています。 特に、そもそも…