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CoffeeAndBooks's 読書日記

日々の読書を記録しています

君たちはどう生きるか

 主人公コペル君は少し幼い(実際は中学生の設定なのに最初に読んだときはカツオ君とマスオさんくらいの関係を想像しながら読んでいた)けれど、頭が良くて心根も優しい少年。そんな彼が父親代わりとまではいかないものの、何かと面倒を見てくれているおじさんと交わすノートのやり取りから、子どもに哲学を伝えるという趣旨の一冊。でも、大人が読んでも十分に面白い。

 序盤のすべての社会的活動が連鎖していることに気付く件やコペル君が豆腐屋さんの子と仲良くなる件もいいけれど、上級生に目を付けられた同級生が殴られるところで目を伏せてしまうところは大人になって読んだ方が共感してしまうかもしれない。ついつい長いものに巻かれてしまうことはあって、後悔して自己嫌悪に陥るけれど、それでは何も状況は変わらない。謝ったら許してもらえるようなことばかりではないけれど、それでもいいから行動することも大切。このおじさんは、話せば必ず分かってくれる、というようなことは言わない。でも、何もせずにコペル君が後悔しないようにガイドしてあげる。こんな大人にならなくては。

君たちはどう生きるか (岩波文庫)

君たちはどう生きるか (岩波文庫)

 

  

職業としての編集者 (岩波新書)

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