ヤバい出世学
タイトルとは裏腹に、人を待たせない、クレーム・文句には感謝で対応など、当然のビジネスマナーというか社会人の基本動作を教える一冊。ただ、一応、心理学的な考察も付記されているという感じか。内藤誼人といえば、椅子を相手より高く、ネクタイは赤、のようなパワープレイの伝道師という印象を持っていたけれど、この本で書かれる基本動作は本当に「基本」で、地に足が着いている。椅子の高さやネクタイも重要ではあるけれど。。。
部下に手に取ってもらいたい一冊かもしれない。個人的に職場の若手に薦めている「入社1年目の教科書」と共通する部分も多い。
職場でおすすめの本として挙げやすいのは、岩瀬大輔「入社1年目の教科書」だけど、完全エリートが大量のTO DOをリストアップして熱く語る一冊が響かない人には、くだけたタイトルでとりあえずやるべきことを説く一冊が良いかもしれない。